オンラインサロンを成功させるにあたり、大切なことの1つ、収益化(マネタイズ)することに注目してみましょう。

「成功」には様々な定義や解釈の仕方がありますが、現実問題、利益にならなければ、運営を続ける意味がないと言っても過言ではありません。

ここでは、あなたのオンラインサロンを魅力的なものに作り上げ、しっかりと収益化(マネタイズ)し、その魅力を継続することによって、安定的な収益にするための秘訣をお伝えしていきます。

1.そもそもオンラインサロンとは?

オンラインサロンとは、共通の趣味や興味、目的を持った人たちとつながることができる、インターネット上のクローズドな環境のコミュニティです。

気軽に始めることができ、楽しく何かを学んだり、チャレンジしたりしながら、自分を向上させるために役立てるという多くのオンラインサロンのコンセプトに人々は賛同し、利用者数は増加傾向にあります。

関連記事:オンラインサロンとは?何をするところ?意味や定義を徹底解説

2.オンラインサロン運営のポイント

ビジネス的な視点から考えて、オンラインサロンを運営するにあたって大切なのは、「継続的な収益化」です。

せっかく入会してもらっても、内容が期待はずれ、またはすぐに飽きられてしまい退会ということになっては、それで終わり、継続性に欠けます。また、運営費だけかかり、収益にならなければ、やはり継続するのは困難になります。

「継続した収益化」をするためには、次のようなポイントがあります。

2-1.フロントエンドとして位置づける

まず、最初にオンラインサロンで配信するコンテンツは、フロントエンドとして位置づけし、参加メンバーとの交流を深めていきましょう。その後、バックエンドとして、レベルアップしたコンテンツやサービスを提供し、さらなる収益につなげていくのです。

入会してもらい、コンテンツを配信し、喜んでもらっているだけで満足してはいけません。フロントエンドのコンテンツは、とっておきの情報である必要がありますが、それはメインではなく、あくまでもバックエンドへと誘導するコンテンツであることを意識しましょう。

フロントエンドとは、ビジネスでは集客するための商品、オンラインサロンではより深い関係を構築するためのコンテンツ、と解釈することができます。

ビジネスでよくある分かりやすい例としては、無料お試し期間を設けたサービス、商品サンプル、モニター募集、限定格安ランチなどが挙げられます。まず、安い商品や無料サービスを宣伝、提供することによって来店を促し、さらに良い商品を提示して購買意欲を掻き立てるという流れですね。

オンラインサロンへの入会は、あなたの世界への入り口(フロントエンド)で、そこから継続しながらステップアップし、さらに奥深い世界(バックエンド)へと招くきっかけと考えてください。

あなたの世界に 興味を持った人々が集まってくるのですから、フロントエンドのコンテンツだけでなく、バックエンドにも興味を持ってくれるはずです。このバックエンドは、さらにビジネスを大きくする可能性を秘めています。

例えば、バックエンドとして、個人コンサルティングの販売や、マンツーマン指導、システム利用のサポートなどが考えられます。フロントエンドを前提として、参加者の「もっと」という要望に応えることができるような商品ですね。

先に価値の高いバックエンドを考えてから、そこに向けてフロントエンドで誘導していくという目的を明確にした戦略を組みましょう。

2-2.プラットフォームを使わず自力で開設・運営する

オンラインサロンをプラットフォームで開設・運営すると、決して安くはない手数料がかかりますから、収益を上げる面では、自力で行うのが一番です。

プラットフォームを利用すると、集客や手続きのサポートなどが得られるメリットもありますが、20%もの手数料がかかる場合があります。運営に不可欠な決済サービスでPayPalを利用すれば、3%ほどの手数料のみで済みますので、大幅な節約ができることになります。

売り上げは全て自分の手に入れ、そこから決済手数料を引き、節約できた費用を、コンテンツ強化やイベント企画に回し、メンバーに価値を還元することができれば、一石二鳥ですね。

自力で運営するにあたっての立ち上げ時は、事務処理など慣れない作業で大変かもしれませんが、一度覚えてしまえば、あとは同じことの繰り返しですので、あまり心配する必要はないでしょう。

2-3.魅力的で価値の高いキラーコンテンツを持つ

自分にしか出せない、価値の高いキラーコンテンツを持つことは強みとなり、大きな魅力を放ちながら、オンラインサロンをより活発にする動力となります。

キラーコンテンツとは、凄く素晴らしい驚異的な (killer) 内容 (contents) という意味を持つ、とっておきの情報を含んだ自分にしか提供できない魅力的なコンテンツのことを言います。

オンラインサロンで提供されるコンテンツは、有名人であれば、「ファンである憧れのあの人からの情報」ということで、参加メンバーの満足度のハードルも低くなりますが、無名人の場合は、本当に価値あるものでないと評価されにくいものです。

また、入会を決めた参加メンバーは、 お金を払ってでも何かを習得したいと必ず思っています 。そこで、既に知っている情報や、ネットで検索すればすぐに分かるような薄っぺらの内容ばかりのコンテンツの提供だったりするとどうでしょうか?

がっかりされ、飽きられ、もう退会する!と冷酷に切られてしまう厳しい現実が待っています。

もし、新しく希少で有益なコンテンツを与えることができたとしても、ある程度学び納得すると、やはり離れていってしまうこともあります。このように、退会されてしまってはオンラインサロンも成長することができません。

前項で、オンラインサロンはあくまでフロントエンドとして位置づけ、バックエンドで本格的な収益化を図ることをお伝えしましたが、だからといって、手を抜いてはいけません。バックエンドまでしっかりと誘導するための集客力のある、質の高い魅力的なキラーコンテンツが必要です。

キラーコンテンツを持つのは、難しいと感じてしまうかもしれませんが、構えなくても大丈夫です。

一番大切なのは、テーマを設定することです。オンラインサロンをやろうと思ったきっかけを思い出してください。その時に浮かんだテーマがあるはずです。そのテーマを深堀し、特化した目的や情報に絞り込み、一点に集中させましょう 。

テーマを絞り込んだ、マニアックと言っても過言ではない情報提供と活動が、あなたのオンラインサロンの強みとなります。それが成功へと導くキラーコンテンツの要です。

また、集客の段階から、特化したテーマをしっかりと提示しておくことにより、そのジャンル、業界に特化した質の高い参加メンバーが集まってきます。その参加メンバーと共に、何かを企画したり、課題をこなしたり、チャレンジしながら目標を達成し、成長していくオンラインサロンの活動自体がキラーコンテンツとなるのです。

2-4.まめにアクセスされるための工夫をする

まめにアクセスされるための工夫を施し、辞める理由を無くし、とにかく在籍し続けてもらわなければ、継続した収益化は望めません。

そのためには、飽きることなく、オンラインサロンに在籍して、情報を常にチェックしていると 、何か良いことが起こりそう、得なことがありそうという期待感を持たせることが大切です。

飽きられないためには、オンラインサロン全体のモチベーションを保つ工夫を凝らし、下記に述べるような方法で、常にアクティブな状態にしておくことです。

まず、参加メンバーとの関係性を深めていきましょう。

オンラインサロン開設時のコミュニケーションは、運営者からのコンテンツ配信に対するコメントと返信、質疑応答などで、1対多数の関係です 。そこから次第に、アクティブな参加メンバーが見えるようになり始めたら、どんどん参加してもらえるような企画を立て、多数対多数の関係に発展させていきます。

例えば、課題を出し、添削を兼ねたアドバイスや、意見交換をしながら、コミュニケーションをとっていくのも良いですし、目標を掲げて達成するためのプロセスを楽しむのも良いでしょう。

加えて、オフ会や勉強会を企画するのは、お互いの距離を縮めるために必須ですが、これも運営者主催だけではなく、オンラインサロン内で自由にやってもらい、内容をシェアしてもらいましょう。そこから、何かコンテンツを作ってもらえると、さらに活気が出ます。意気投合して新しい事業を興すメンバーが出てくる可能性もありますね。

また、オンラインサロン内で、何か役割を持ってもらうのも良いアイデアです。デザイン、事務処理、スタッフとしての仕事依頼、または企画のアイデアを募集するなど、1つのことをする時にも、なるべく細かい作業で分けて、より多くの人に参加してもらうのがコツです。運営の裏側も見えるので、きっと楽しく関わってもらえます。

その他、突然のオフ会や、リアルな企画、早い者勝ちの人数限定コンサルなどの特別な体験ができる企画を突発的にオファーしてみましょう。これにより、競争心が掻き立てられ、情報が配信されると思わずクリックして、いち早く内容をチェックしたくなることでしょう。

このスピード感が、オンラインサロンに活気をもたらし、参加メンバーの熱量を上げ、アクセス率をアップさせます。

先ほどのキラーコンテンツを持つことに通じるものがありますが、このように 、質の高い参加メンバーとの関係を深い付き合いに発展させることができると、オンラインサロン内で小さなコミュニティが生まれ、帰属意識が高まり、情報をまめにチェックしながら付いて行きたくなります。

あなたのオンラインサロンに、まめにアクセスをすると何か得なことがあるという期待感を常に持たせ、辞めづらくなるような環境を提供し、他ではできないような価値のある体験を準備しましょう。

引用:オンラインサロンを効率よく収益化&継続するための5つのコツ

3.オンラインサロンの収益化・マネタイズ成功例ってあるの?

オンラインサロンを収益化し成功させている代表的な例は、有名人やインフルエンサーであることが多いのですが、全くの無名である一般の人でも収益化を成功させている例もたくさんあります。

成功例には、個人的な知名度や人気はあまり関係なく、世の中に出回っていないような情報を特化し、追求し、専門的に極めていくようなオンラインサロンが目立ちます。

TERIYAKI美食倶楽部
予防医療オンラインサロン YOBO-LABO
地方公務員オンラインサロン by HOLG

名前を読んだだけで、一目瞭然。何について特別な情報を得られるサロンであるのかがすぐに分かりますね。

このようなオンラインサロンは、特化したテーマの専門的な知識や、オタク的な関心や興味を武器に成功している例で、無名人でも充分に再現性のある部類に入ると言えるでしょう。

また、【入江開発室】は、オンラインサロンの立ち上げ時に無料で参加者を募集し、中を覗いてもらってから継続を検討してもらっています。

参考 : 入江慎吾さんのnote

いきなり無名人にお金を払うことに躊躇する人は多いので、誠実で信頼性のある方法ですね。

3-1.オンラインサロンの目的によって「成功」の定義は変わる

何を目的として、何を成功とするか?「成功」の定義は人それぞれです。

オンラインサロンの継続的な収益だけが目的で、目標金額を達成した時点で「成功」としますか?

そこで得られる実績、信頼、人脈が目的で、知名度が上がることによって得られる、ある程度の地位を「成功」としますか?

それとも、とっておきの情報発信をして、気の合う仲間と交流を深め、ただ単に楽しみたいだけかもしれませんね。

オンラインサロンの運営は、手間がかかる上、継続していくためのモチベーションを維持することが大切です。

「成功」の定義を収益のみにすると、運営する自分の労力に見合った収益を得るために、いかに効率良くお金を払い続けてもらうか?という戦略を練ることに徹することになるでしょう。当然、参加メンバーとは、うわべだけの付き合いになってしまうことになりかねません。

やはり、せっかくオンラインサロンを運営すると決めたからには、「成功」の定義は収益だけではなく、そこで得られる仲間、お互いに切磋琢磨し、成長していく大切な仲間を作ることにしたいものです。

例えば具体的に、資格取得や、個人の売上高アップなどの目標を設定し、参加メンバーに達成してもらうことを「成功」と呼んでも良いでしょう。

その過程は、収益にはならないかもしれません。ですが、このような価値ある仲間は、ビジネスパートナーになる可能性も大いにあり、結果的に何かを共に生み出し、いずれ収益へと結びついていくものなのではないでしょうか。

3-2.自分自身が「オンラインサロン運営を通じてどうしたいのか?何を目指しているのか?」目的を明確化する

オンラインサロンを成功させるには、運営する目的、目指しているゴールを明確にし、ブレない自分を形成することが非常に大切です。

運営者の目的、望む未来のビジョンを明確に伝えることは、有名無名関係なく、どんなオンラインサロンにも重要です。伝えることにより、参加メンバーの共感を呼び、影響力となり、共に目的地であるゴールへと迷わずに向かうことができるのです。

その目指すゴールとは、オンラインサロンをやろうと思った時、コンテンツを構築している時、参加メンバーと交流する時に、常にキャッチコピーのように繰り返される言葉ではないでしょうか?

ビジネスである以上、収益を出す瞬間が一番楽しく満足感が得られるかもしれませんが、目的は収益のためだけではないはずです。目指すゴールを明確化し、オンラインサロン運営を通じて自分自身も成長していきましょう。

4.さいごに

オンラインサロンの収益化・マネタイズを成功させる秘訣は、運営費を節約しながら、一点集中の特化したテーマをキラーコンテンツとし、飽きられない工夫を凝らし続けていくことである、ということがお分かりいただけたでしょうか?

まず、フロントエンドで種を蒔き、バックエンドに導きながら、開花を待つような仕組みをイメージしていただければ良いかと思います。

オンラインサロンに在籍していること自体が楽しくて、退会する理由が見つからない居心地の良いコミュニティとなることで、「継続した収益化」を手にいれることが可能です。

コミュニケーションを大切に、時には行動できない人の背中を押しながら、目指すゴールに向かって、参加メンバーと共に成長していく姿勢を忘れずにいれば 、あなたのオンラインサロンを「成功」させるためにするべきことが見えてくるはずです。
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